傾聴だけでは問題解決はしない
■ 傾聴だけでは問題解決はしない
2級キャリア・コンサルティング技能士受検対策講師 橋谷です。
昨日一昨日は、とうとう東京大阪から面接試験が始まりました。
が、私のブログの読者やメールセミナー受講者は面接日は出来るだけ遅く設定している人が多いせいか、受検した人がほとんどいません。。。。。ゼロではないのですが。。。。。
気を取り直して、今週末は東京大阪に加えて福岡でも面接試験開催です。受検予定の方、ラストスパートがんばっていきましょう!
さて。
某産業カウンセラー協会の方に多いのですが、傾聴が主になっているカウンセリングを最初の段階で徹底的にトレーニングされているせいか、傾聴が面談の主体になっている場合があります。
傾聴は必要です。大事です。大切です。それは間違っていません。
けれど、傾聴だけでは問題は解決しません。正確に言うと問題解決するかどうかわかりません。
これは論述の具体的な方策でもそうですし、面接の口頭試問の方策でもそうですが、「傾聴で話を聞いて相談者に気付いてもらう」という回答があります。
話を聞いて相談者が自主的に内観して問題に気がつく解決する、そのために傾聴するということなのですが、傾聴では相談者が自分の問題点に気がつくかもしれませんし、気がつかないかもしれません。気がつくように傾聴するという方もいらっしゃるかもしれませんが、傾聴で気がつくかどうか、さらに気がついたとしてその問題点が解決するかどうかについてはいかがでしょうか?
解決するかもしれないし、解決しないかもしれないものは、残念ながら方策とは言えません。
自分の話術だけで物事を解決できると思っている方、本当にできるかどうか、自分には何でも解決できるだけの話術があるかどうか、そっと自分に問いかけてみてくださいね。自分の力を過信しすぎないように。