ケースの分析は、なぜするのか?
■ ケースの分析は、なぜするのか?
2級キャリア・コンサルティング技能検定合格対策講座講師の橋谷です。
お正月も今日まで。いよいよ今週末から各地で面接試験が始まります。
面接試験が始まると、何をどこまで書くか迷ってしまいます。
もう試験が終わってしまった方から見ると、「早く書いて欲しかった」と思うでしょうし、これから試験の方は、「もっと色々知りたい」と思っているでしょうし、その狭間で何を書いたらいいのか迷って書けなかったのが去年まででした。
実際に、そういう苦情なんかもあったりして。でも誰がいつ試験か、前泊するとかしないとか、メール環境や読める環境が直前でないとか、私にはわからないのです。そう言われても困ります。全員ひとりひとりが同じように受け取れるような対応は出来ないので。
なので今年はボチボチと、面接試験が始まっても書いていこうと思っています。
さて。
面接試験のロールプレイケースが届いて、何をしましたか?
各ケースについて、調べてみましたか?
そもそもケースについて調べるのは、何のためでしょうか?
自分が知っていれば出来たはずなのに、知らなかったから出来なかったということはないほうがいいです。どういう方が来るかわかっていたら、その方について必要な情報は調べておくべきです。
方策を立てておくとか、観点を養うとか色々あると思いますが、私が考えているのはこれです。
「質問するため」
えっ?と思う方もいらっしゃるかもしれませんね。
これは私も面接試験対策の中でもお伝えしているのですが、相談者の方に質問をするときに、そもそもそこを聴きたいと思わなかったら質問が出来ません。
質問しないと必要な情報が集まらず、問題もつかめず、コンサルタント視点の問題の見立ても出来ず、目標も定まらず、方策も立てられません。
試験もそうですし、ロールプレイ練習をする前には、ケースについてきちんと調べてからのぞんでくださいね。
相談者のために。自分のために。