あがってるから出来なかったのは言い訳
■ あがってるから出来なかったのは言い訳
2級キャリア・コンサルティング技能士合格対策講座講師の橋谷です。
今日は少々辛口なので耐えられなさそうな方は、読まないほうがいいかもしれません。
というのは面接試験が終わって、「あがっているから出来ませんでした。」とか「普段は出来るのに本番あがっていたから出来なかった。」とおっしゃる方がいるのですが、あがっているから出来ないというのは、言い訳に過ぎません。
こう言うということは、普段はできていると言う自信があるということですよね。
普段はいつも出来ているのに、試験でたまたま出来なかった。自分は出来ているはずだと言いたいのでしょう。
でも、そもそも試験というものは、試験の場で合否を判定するものですから、試験の場で出来ないと、いくら普段できていると言ってもダメなものはダメです。普段の場を試験するのではなく、あくまでも決められた場で試験は行われるからです。
逆を言うと普段出来ていなくても試験当日だけ出来ればそれでいいのですが、それが出来るなら苦労はしません。出来るのであれば、誰も練習しませんし対策も立てません。出来ないから練習をしたり、対策をして試験当日に備えるわけです。
あくまでも試験は、試験会場の試験の場所で出来ないと合格にはならないのです。
さらに、自分が出来ているというのを、自分は何を持って判断してそう言えるのかです。
客観的に判断する材料は、何なのでしょうか。
自分が出来ているというのが前提ではなく、自分が出来ているかどうか常に確認する、客観的に判断をする。というものではないでしょうか。
出来ているかどうか、最終的に判断するのは試験官であり相談者です。コンサルタント自身が出来ていると思っても、相談者がそう思わなければ出来ていないということになります。
つまり判断するのは自分ではなく他人であるということです。
自分が客観的に出来ているという判断をしているのではなく、概ね主観的に自分が出来ているという判断をしているに過ぎません。
最後に、もう1つ。
例えばですが、就職活動をしている相談者から「面接になると、あがってしまって上手く答えられないから、全然内定がもらえないんですよ。」と言われたときに、
「いいのですよ。あがってしまうから面接で上手く出来なくてもいいのですよ。」と、相談者に言いますか?
おそらくですがほとんどの方は、
・あがらない方法を教える
・あがっている中で何をするのかを教える
というようなことを、するのではないでしょうか。
であればコンサルタント側も一緒ですよね。相談者に言うなら、自分でもやりましょう。ということなのです。
すみません、辛口で。
でも、この言い訳を言ってしまうという気持を改めることが、合格へとつながるのです。だからこそ、あえて書きました。