単調なあいづちは逆効果
■ 単調なあいづちは逆効果
2級キャリア・コンサルティング技能検定合格対策講座講師の橋谷です。
これは面接試験だけに限らず、普段の仕事での面談や人の話を聞くとき全般、仕事だけでなく友人や家族などプライベートな場面でも言えることです。
相手の話を聞いているときに、単調なあいづちを繰り返していると、こちらは話を聞いているつもりでも、相手は話を聞いてもらっていると感じてもらえないことがよくあります。
たとえば。。。。
CL 「仕事を辞めようと思っているんです。」
Co 「はい」
CL 「今の会社は新卒入社で、この春で丁度10年になるんですけれど」
Co 「はい」
CL 「今度異動になることになったんですよ。」
Co 「はい」
CL 「今までは大学時代に選考していた有機化学を生かして新製品の開発や品質管理、クレームが起きたときの分析などをしていました。それが突然営業をやるように言われたんですよ。」
Co 「はい」
CL 「突然のことで驚いてしまって、すごくショックだったんですよね。」
Co 「はい」
・・・・・(続く)
これは、あいづちが「はい」だからよくないということではなく、「えぇ」でもなんでも一緒です。
おなじあいづちが続いていると、言われている側は単調で機械的に感じてしまうということです。
そんなことないとおもうかもしれませんが、ロールプレイの録音などを聞いてみると、よくあることでもあります。
関係構築を作るためのひとつにもなりますので、おなじあいづちを繰り返すクセがある人は、ロールプレイ練習の中で意識的にあいづちや応答を変えていくことを心がけてみてくださいね。