未達と所点未の違い
■ 未達と所点未の違い
2級キャリア・コンサルティング技能検定合格対策講座講師の橋谷です。
すみません。ようやく風邪もよくなったのですが、かなり長引いたせいか体力落ちていまして、また鼻がグズグズいっております。お返事も少しづつお返しさせていただいているので、しばしお待ちくださいませ。
それで、第9回の試験結果が返ってきていますが、その解説。というのは、こういうメールを頂いたからです。
メルマガで解説しようかと思ったのですが、ご質問も多いのでこちらで回答することにしました。
> 残念ながら、不合格でした。
> 論述は59点、未達
> 面接は60点、所点未
> とのこと。
> 意味がよくわからないのですが、またメルマガででも解説をお願いします。
論述の判定は、「合格」と「未達」のどちらかです。
60点以上が合格、59点以下が未達です。未達は合格点に達しなかったということです。
面接の判定は、「合格」と「未達」と「所点未」の3種類です。
59点以下が未達です。未達は合格点に達しなかったということです。
ここまでは論述と一緒です。
60点以上の合格のほかにもうひとつの「所点未」。これがやっかいで、多くの方を悩ませています。
所点未の場合は、点数は60点以上です。ただし、合格ではありません。不合格です。
面接試験では、評価の4項目があり、各項目全てで配点60%以上点数が取れていないと合格になりません。
試験の採点基準や配点は明らかになっておりませんので、ここから先は仮の話になります。
試験は100点満点です。各評価項目が均等配点だとすると、評価項目は4つありますから各評価項目ごとの得点は25点になります。
評価項目1=25点、評価項目2=25点、評価項目3=25点、評価項目4=25点の合計が100点です。
評価項目25点の60%は15点なので、4つの評価項目がそれぞれ15点以上なら合格です。
評価項目1=15点以上、評価項目2=15点以上、評価項目3=15点以上、評価項目4=15点以上の合計は60点以上なので合格です。
仮に評価項目1の出来が悪かったとします。
評価項目1=10点、評価項目2=17点、評価項目3=15点、評価項目4=18点。この合計は60点です。しかし評価項目1が配点の60%を満たしていないため、合計60点ですが合格ではありません。これを「所点未」といいます。
ようするに評価項目4つが、まんべんなく点数が取れていないと合格にならないですよということです。
【20013年9月13日追記】
第10回試験の結果発表から、各評価区分ごとの受検結果が通知されています。
それを見ると、各評価項目ごとに60以上を取れていれば合格(到達)と言う形になっています。
ということで、解説はもう少しわかりやすく書き直す予定です。