第6回実技(論述)試験公開アドバイス 第3問目
■ 第6回実技(論述)試験公開アドバイス 第3問目
2級キャリア・コンサルティング技能検定合格対策講座講師の橋谷です。
続きです。問題文は協会の過去問を参照していただくのは、前と同じです。
いよいよ問3です。
問3
①:社内において今後も新規提案をだせる可能性があるのかどうかはっきりさせる。それがあれば、今の会社でやりがいをもてるはず。また、転職する場合の求人の状況を調査する。②:社内での先輩や同僚から今後の可能性について情報収集をする。転職する場合の求人情報を転職サイトやネットや縁故、ハローワークなどを活用して情報収集をする。
問3は、「上記2つの問題をあわせ、相談者を援助するために、1どこに目標を置いて、2どういうことを実施したいか、あなたの具体的な方策を記述せよ」という問題内容でした。上記2つは、問1と問2のことです。つまり相談者が自覚している問題と、自覚していない問題のことです。
ちなみに、問3は、二つの質問があります。この方は、分けて番号をつけて書いてくださっていますが、必ずしも分ける必要も、番号をつける必要もありません。どちらでもいいです。そこは試験の本質ではないので。
問3のスペース内に、収まるように書くことが大切です。
問1と問2であがった相談者の問題の核心を、解決するために何をするのかを問うのが、問3です。
それで、解説です。
①の答えなのですが、目標は、新規案件を出せる可能性の有無や、求人の調査ではないはずです。
この相談者が望んでいるのは、新規案件を出すことではありません。求人の調査でもありません。
転職するか、今の会社に残るかどうか悩んでいる相談者は、本当はどうしたいのでしょうか?
ちょっと考えてみましょう。
目標がずれると、実施することは、ずれます。具体的という点ではいいのですが、目標がずれている分だけ、ちょっと本来解決すべき具体的な方策とは、ずれている部分が出てきているようです。
もちろん、この答えが間違っているわけではないのですが、もっと他にすべきことがあるのではないかしらというところです。
遅くなってしまってすみません。
明日受検の皆さん、気をつけて行ってきて下さいね!