相談したい問題がたくさんあるときは
■ 相談したい問題がたくさんあるときは
2級キャリア・コンサルティング技能検定合格対策講座講師の橋谷です。
第6回の面接試験が、日本各地で順次行われています。
この期間が、何を書こうか、一番迷うときで。
というのは、面接試験がすでに終わった人は、面接試験の練習は、もっと早く聞きたかったろうし、これから面接試験を受ける方は、面接試験の対策が聞きたいだろうし。
悩むときではありますが、面接試験の対策や練習について、もう少し書いて行こうかと思います。
面接試験がすでに終わった方、ごめんなさい。
で、今日は相談したい問題が次から次へと出てくる場合。
面談をしているうちに、最初に相談したいといっていた問題と、話を聞いていくうちに出てきた、いろんな問題と、問題が山積みになることがあります。
例えば、最初は家庭の事情で転職したいという相談だったのですが、家庭の問題を話し出したり、仕事の悩みを話し出したりする場合。
いろんな問題が出てくると話があちこちに行ったり、最初に相談していた問題からずれてきたりすることがあります。
これは、面接の課題だけでなく、普段の相談の中でもそうですが、人はいろいろな悩みを持っているものです。私だってそうです。一人の人の悩みは、一つだけでなく複数あることもあります。
それで、いろんな悩みが出てきたら、そのまま話を聞き続けるのではなく、いったん話を整理をして、どの悩みが一番相談者にとって解決したい問題なのか、聞いていく必要があります。
いろんな悩みを、あれこれ話しても、なかなか解決の方向には向かわないからです。
そこで、一番解決したい問題を決めるのですが、これを決めるのは、コンサルタントではなくて、相談者です。
コンサルタントが、ココから話して言ったほうがいいと思う相談者の悩みと、相談者自身が、最初に解決したいと思っている悩みは、一致しているとは限りません。
だから、相談者に何を最初に解決したいのかを、確認していく必要があります。
確認したうえで、一番相談したい悩みについて話していくのも一つ。コンサルタント視点の相談者の悩みを先に話していったほうが、相談者の悩み解決に一番近道なら、コンサルタント視点の相談者の悩みを先に話していくのも一つです。
ただしこの場合は、相談者にキャリアコンサルタント視点の問題を伝えて、その問題解決が、相談者の一番の問題解決につながることを、説明して合意してもらわないと、上手くはいきません。
相談者が、この問題が大切だと思っているのに、回りから、こっちの問題を先に解決しましょうといわれても、自分が気になっている問題が、まずは気になってしまうからです。
ここで、さらっと書いていますが、結局まとめると、
相談内容が複数の時には、相談者に確認して、順序をつけて相談者の問題解決の支援をしていく。
ということです。