相談者の言葉を丁寧に拾う
■ 相談者の言葉を丁寧に拾う
2級キャリア・コンサルティング技能検定合格対策講座講師の橋谷です。
昨日もスカイプ(がなぜか繋がらず急遽電話)でのロールプレイ、論述アドバイスのメールを返信しています。今日もメールの返信をしています。
それで頂いた回答を読ませていただいてアドバイスをしていると、時間がかかる方と時間がそれほどかからない(と言っても2時間くらいはかかる)方とがいらっしゃいます。
時間がかかる方は、何日もアドバイスに時間がかかっています。(それで遅くなる場合もあるのですね。お待たせして大変申し訳ありません。)
それでその、言い訳ではないのですが時間がかかる原因として、問1を自分の言葉で言い換えすぎと言うのがあります。
問1は相談者自身の問題点を逐語記録から読み取るのですが、相談者自身の問題点なので、相談者が気がついている問題点、つまり相談者本人が自覚している問題点を挙げます。ということは、自分で話した問題点(逐語記録なので、本文中に書いてある問題点)を書いていくのですが、ついつい自分のことがで言い換えしまう。そういう回答だと、問2以降もずれてくるので結果としてアドバイスに時間がかかる回答が多いのです。
自分の言葉で言い換えたいまとめたいという気持ちはわかるのですが、そこはグッとガマンです。
自分が同じ意味だとして使っている言葉と、相手が使っている言葉の意味が同じだとは限りません。同じだと思っているのはコンサルタント自身ですが、それを決めるのは相談者です。
面接試験ではコンサルタントが言い換えた言葉が同じかどうかクライアントに確かめることが出来ますが、論述試験ではクライアントに確かめることが出来ません。
だからこそ、よりいっそう丁寧にクライアントの言葉を拾っていく必要があるんですね。