論理療法等基本的な理論が、論述・面接で必要でしょうか?
■ 論理療法等基本的な理論が、論述・面接で必要でしょうか?
2級キャリア・コンサルティング技能検定合格対策講座講師の橋谷です。
第7回試験も、迫ってきているため、論述試験の話が中心になります。
質問を頂いている中に、こういう質問がありました。
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論理療法等基本的な理論が、論述・面接で必要でしょうか?
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基本的な理論自体の知識は、もちろん論述でも面接でも必要です。
なぜかというと、知識自体がなければ、そのケースで扱われているどの点が問題であるかということに、気がつくことが出来ないからです。
なんとなく変だとか、直感とかいうこともあるかもしれませんが、普通は、そもそも知らなければ、変だとか問題点がその部分にあるとかは、気がつかないわけですから。
ただし、知識として知っていること、説明できることと、実際のケースの中で、当てはまると気がつくことは違います。
前もちょっと書きましたが、例えばクライアントの認知の歪みが起きている場合に、「認知の歪みが起きているので」という言葉を、必ずしも書く必要はないのです。
クライアントの認知の「どの部分」が、「どのように」歪んでいるか。そのために具体的にどんな対応をするのかが、書けるほうが求められているということなのです。