論述対策講座

■　試験当日に出来なければ実力は伝わらない

2級キャリア・コンサルティング技能検定合格対策講座講師の橋谷です。

先日頂いたメールからの抜粋ですが、どうしてもこれは伝えたいと思う内容が合ったので、今日はそれを書くことにします。

これは、何度か試験を受けていらっしゃる方からのメールの一部です。

こういう思いをしていらっしゃる方も、多いのではないでしょうか。

一緒にお仕事をしている中で「なぜあの人が合格したの？」とか、「あの面談がいいの？」とか、「自分よりキャリアが浅いのに、なんで合格なの？」とか「いつも指導している自分が合格できなくて、なぜこの人が合格なの？」とか。

ワタシも正直に言うと、なぜこの人が合格したの？とか、なぜこの面談で合格するの？という人もいます。

でも、合格は合格です。

たった一回の試験のそのときに、協議会が決めた基準をクリアして認められれば合格なのです。

中にはお金をつぎ込んで、基準をクリアするための勉強を徹底的にして、試験用の面談が出来るようにトレーニングをして、何度も試験を受けて合格した人もいます。でも普段の面談の態度や様子は変わりませんが。

それがその人にとっていいかどうか。つまり資格が取れればよくて、自分や相手の成長や変化の糧にしていないのは、その人の問題です。もしかしたら自分の問題には気がついていないかもしれませんが。

試験は、たった一回のその場で出来ないと普段いくら出来ていても認められません。

その試験の場で出来るようにするために練習をするというのもありますが、自分がキャリアコンサルタントとして成長し、その成長を相手の方のための力になれるようにするための自己研鑽の場として試験があるのではないかと、ワタシは捉えています。

あくまでもワタシの考え方ですが。

試験に落ちたから出来ていないということではないのです。

出来ていたとしても、意識して出来ていないとか、その場で発揮できないということ。

長年実務経験を積んできた方や、標準キャリアコンサルタント資格を取っている方は、力や経験はあるはずです。

そして協議会の見ているポイントも、キャリアコンサルタントにとっては必要な要素なので、そのレベルをクリアできるようにするために、クリアしていることを伝えるためにも、資格取得に向けてもう一度チャレンジしてみませんか。

あきらめずに続けていれば、必ず結果が出ることを信じて。がんばりましょう！