コンサルタントの言葉に対する答えからわかること
■ コンサルタントの言葉に対する答えからわかること
2級キャリア・コンサルティング技能検定合格対策講座講師の橋谷です。
受験勉強は、進んでいますか?
この土日、論述試験前の最後の土日なので、どこかで時間を作って、勉強していきましょうね。
さて論述試験は、面接のケースを読んで、質問に答えていく形式です。
ケースが問題になっているので、コンサルタントと相談者のやり取りが、すべて書かれています。逆に言うと、書かれているのがすべてで、その中から質問に対する答えを読み取っていくことになります。
相談者の感情を読み取るには、相談者の言葉に注目していくことになります。
その時に、相談者の言葉だけに注目したほうが、読み取れることもありますが、もうひとつ、コンサルタントの言葉に、相談者がどう答えたのか、に注目していくと、違う観点から相談者の気持ちが読み取れることがあります。
それは、コンサルタントの質問に、相談者がどう答えているかです。
このとき注目するのは、「コンサルタントの質問に、相談者が同意しているか。」です。
例えば、コンサルタントの言葉に対して、
「そうなんですよ。もともと就活がどういうものか (続く)」
と相談者が答えたとします。
この場合相談者は、コンサルタントが自分を理解してくれていると感じています。
コンサルタントの言葉に対して、
「そうですね。でも(続く)」
と相談者が答えたなら、そうですねと相槌を打ちながら、コンサルタントの言葉と自分の思っていることが少し違うと感じています。
コンサルタントの言葉に対して、相談者が違うことを言い始めたら、相談者は、コンサルタントが言ったことと違うことを心の中に感じています。
コンサルタントの投げかけに対して、相談者がどのように応答しているか。
着目してみると、見えてくるところがきっとあるはずです。