何かのせいにしないで、結果をしっかり受けとめる
■ 何かのせいにしないで、結果をしっかり受けとめる
2級キャリア・コンサルティング技能士合格対策講師 橋谷です。
第13回の実技試験に合格された方が、次に受検する方のためにとメッセージをくださいましたので、ご紹介させていただきます。
少しでも、どなたかのご参考になればと思いまして。
何回か試験にチャレンジし、やっと実技合格させて頂けたポイントは3つあると感じています。
一つめは、初心に戻り、目の前のクライエントを大切に想い、言語・非言語とも一つ一つ見逃さない関わりを心がけた。
勿論、これまでも同じような気持ちで臨ませて頂いた。しかし、いつの間にか合格したい気持ちが先立ち、頭の中は試験対策で準備したことでいっぱいいっぱい。結局、目の前のクライエントの気持ちを置き去りにしていた。
二つめは、口頭試問では簡潔に具体的に述べることを意識。また、上手く答えようとせず、素直にありのままに。
例えば、口頭試問の「関係構築はどのような行ったか?」では、意識して取り組んだことを具体的に話した。そのうえで、関係構築が上手くできなかったと感じた場面を具体的に正直に伝えた。
三つめは、CC視点の幾つかの問題点に対して、具体的方策が簡潔に言えた。
今までは、試験対策で準備した内容を全て言おうと必死だった為、口頭試問が長くなり、試験官の顔が曇っていたこともあった。
失敗例では、「口頭試問の中で、CC視点の問題点に挙げていないこと」や「ロープレの中で質問(確認)できなかった内容(CC視点の問題点)」までも、言い尽くそうとしていた。
以上です。
これまでは、実技(面接)の得点に波があり、安定していませんでした。複数回の中で、合格点に2回到達させて頂くも、所点末あり。
そんな中、先生に出会い、至らない点に気づかせて頂きました。また、次回までに取り組む課題点も与えて頂くことで、自分なりに日々意識して取り組むことが出来ました。
他にありがたかったことがあります。それは、同志との出会い。昨年6月、大阪の面接対策に参加させて頂いた時の出来事。
準備不足と力不足で自信がなく、迷惑かけっぱなしの私でした。しかし、参加者の皆さんが温かい眼差しで見守って下ったことがとても心に残り、励みとなり感謝しております。
不合格通知が届くたびに落ち込み、この仕事は自分には向いていないかも・・と思いたくなる時もありました。
しかし、何かのせいにしないで、結果をしっかり受けとめ始めた時から、少しずつ変わってきたように感じます。
至らない点はどこなのかを見つめ直し、学びを深めさせて頂く中で今回の結果を頂けたようです。周りの方々に感謝です。
長々となり失礼いたしました。本当にありがとうございました。
どうもありがとうございます。
不足している分なんて、そんなそんな。ご丁寧にありがとうございます。
この記事は印刷したりして手元に置いて、何度も見返してほしいです。
とくに、何度受けても合格に至らない方は、ぜひ何度も読み返してください。
何度受けても合格できない方の足りないところ、改善すべきポイントが書かれています。
試験に合格したいという自分が優先で、相談に来たクライアントを置き去りにしていませんか?
もちろん合格はしたいです。試験ですから。
でも、そのために自分が優先になってしまい、クライアントの気持ちは置き去りにしていいのでしょうか。それでクライアントのことが分かったと言えますか?
クライアントのことがわかっていないのに、クライアントのためになる目標も方策も立つはずがありません。
キャリア・コンサルタント自身は気付いていないかもしれませんが、ロールプレイを見させていただくと、よくわかります。
自分では気がつかない部分です。
合格のためには、自分が気付いていない部分を知り改善するのが近道です。