問2の答えを、どう選ぶ?
■ 問2の答えを、どう選ぶ?
2級キャリア・コンサルティング技能検定合格対策講座講師の橋谷です。
さっきの続きです。
問2も、当たり前と言われそうですが、答えを導き出すのは、問題文の逐語記録の中にあります。
キャリアコンサルタントとして、実務経験があることが、この試験の要件になりますから、試験をお受けになる方は、必ずキャリアコンサルタントの実務経験が、どんな形にしてもあるはずです。
経験もあるし、勉強だってしている。
すると、一つの逐語記録の中で、相談者が抱えている、いくつもの問題点に気がつくことでしょう。
その問題点の一つ一つは、問題文のどの部分から導き出されたのか、客観的に説明できるでしょうか?
ココが、一つのポイントになるはずです。
ただなんとなく、ココが問題だと思うのではなく、
問題文のどの部分から、どのような根拠で、その問題点を取り上げるに至ったか。
説明できそうでしょうか?
例えばなのですが、前回の論述問題の中から。
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相談者は会社は自分のやりたいことをやらせてくれないと言うが、企業的な考え、つまり売れるものをつくり、利益を追求するという企業の持つ考え方からは、はずれていると考えられます。
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これを答えにするならば、問題文のどこのどの部分から、この答えは導き出されるのかが、説明できる必要があるということなんですね。
※注 実際に問2の解答にするかどうかについては、別途検討の必要があります。