話を聞くだけで解決しますか?
『話を聞くだけで解決しますか?』
2級キャリア・コンサルティング技能士受検対策講師 橋谷です。
今日は大阪にやってきました。生まれて二度目です。しかも一回目は趣味関係で友達にくっついて半日いっただけなので一人できたのは初めてです。ついでに新幹線に一人で乗ったのも初めてです。
論述過去問の個別アドバイスのお返事など書きながら大阪に到着、今はこれから始まる面接対策勉強会の準備しつつ、合間にこれを書いています。
今日の話のテーマを論述対策にしようか面接対策にしようか迷ったのですが、論述試験が近いので論述対策にすることにしました。でも面接対策も全く同じです。
今日のテーマ「話を聞くだけで解決しますか?」にいきます。
論述の問3では、面談を何回か続けていく際に具体的にどのようなことを行っていくか、そして面談を何回か行った結果、どういう状態に行くことを目的とするのかを答えます。
「具体的に」どのようなことを行っていくのかです。
この「具体的に」というのが大切でして、具体的に行うというのは「何をするのか」をはっきり書くことです。
さらに、その具体的に行うことは、何か結果を出すために行います。
「具体的に何かを行う→変化が起こる、結果が出る、違いが出来る」です。
だから、やって変化が起こるかどうかわからないことをやるのではなく、変化をおこす結果を出す違いを作るという目的のために何かを具体的に行うのです。
ここで、テーマの「話を聞くだけで解決しますか?」に戻ります。
話を聞くのは、何のために行うのかです。
その目的はイロイロあるので話を聞くこと自体が悪いというわけではなく、むしろ相談者の話を聞くのは大切なことです。
でも話を聞くだけで、解決するかどうかです。
「答えは相談者の中にある。」これは、その通りです。
だけれども、相談者の話をただ聞くだけでは相談者は解決に至るかもしれないし、至らないかもしれないです。わかりません。
だとすると、ただ話を聞くだけでは、解決するかどうかがわからないのです。
「何のために」話を聞くのか。その目的、つまり意図をもって話を聞いているかどうかです。
例えば友達とスタバに行って、
友達「どれにしようかな~迷っちゃうよね。」
あなた「うん、そうだよね。」
友達「いっぱい種類あるものね。新しく出たマーブルキャラメルコーヒージェリーフラペチーノおいしそうだよね。」
あなた「そうだよね~おいしそうだよね。」
友達「でもさ~ダブルチョコレートコーヒージェリーフラペチーノもいいよね。どう違うんだろうね」
あなた「う~ん、そうだよね~・・・・」
と、レジの前で延々話していても何を頼むか決まらず、後ろに並んでいる人の迷惑です。
あなたは友達の話を聞いていますよね。でも友達は何を頼むか決められませんよね。
スタバだけじゃなくて、こういう場面は日常の中によくあります。それと一緒です。
ただ聞くだけでは、決まるかどうかわからないのです。