音読の効果
■ 音読の効果
2級キャリア・コンサルティング技能検定合格対策講座講師の橋谷です。
4月は出版企画書に追われていたので、これからがんばります。
過去問題を解いている方も多いと思いますが、解いた後、それでいいのか問うか迷うところですよね。
前回ちょっとやったブログでのアドバイスを、またやろうと思っています。
その前に、出来る勉強方をまた一つ。
論述試験では、一つのケースを読んで三つの設問に解答していきます。
あるケース、つまりカウンセリングの事例なので、問題の中には相談者の情報や状況、感情などいろいろなものが書かれています。
その中から、解答に書く内容を読み取っていくのですが、この試験が普通の試験と違うのは、正答につながるヒントを感情からも読み取っていかないとならないと言うところです。
感情の中に、相談者のホンネ、つまり主訴がかくれていることがあるからです。
黙読でも声に出して読むような感情や文章の抑揚を頭に思い浮かべながら読むことが出来る方もいらっしゃいますが、黙読だとついつい平坦に文字を目で追うだけになってしまいがちです。
声を出して問題を読むことで、目で文字を追うだけでは気がつかない感情に気がつくことがあるかもしれません。
声に出して読むときは、ただ声を出すだけでなく、出来るだけ感情をこめて読むこと。特に相談者の言葉を読むときには、くやしいとか残念とか、相談者の気持ちが言葉に表れるように読んでみるといいです。
もちろん試験の最中には声を出して読むことは出来ません。けれど声を出して読む練習をしておくと、黙読したときにも頭の中で抑揚や感情をつけて読んでいくことが出来るようになり、相談者の気持ちや心の動きを感じやすくなっていきます。
もしよかったら、問題文を声に出して読んでみて下さいね。