テープ起こしはムダ
■ テープ起こしはムダ
2級キャリア・コンサルティング技能検定合格対策講座講師の橋谷です。
今週末は、各種対策講座やお友だちとロールプレイ練習をするという方も多いと思うので、その前に一つ。
テープ起こしはムダという話を。
今はテープ起こしとは言わないですけれどね。ICレコーダーを使って音声ファイルなので。
まぁ、意味としては同じです。
ロールプレイを録音して、その後どうしていますか?
録音を後で聞くのはいいのですが、逐語記録を起こしている方はいらっしゃらないでしょうか。いるとしたら、その時間はムダなのですぐやめましょう。
もちろん逐語記録は勉強になります。時間が無限にある人なら、やったほうがいいです。
でも、仕事しながら休みの時間に練習するのですから、そんなに時間はないですよね。
あと逐語起こしに一生懸命になってしまって、肝心の面談を振り返るということがおろそかになってしまいがちです。
面談の録音は、面談内容を振り返るためにするのであって、面談内容を読むために文字に起こすのではないのです。
その時間があるなら、他のことをしたほうがいいです。
なら、面談の録音はどう使うのか。
まず聞きます。
自分の話すクセを客観的につかみます。
例えば、あいづちが「はい」「はい」ばかりで一方的に聞こえるとか、相談者が話し終わる前に話し出してばかりいるとか。
後は、自分の面談を客観的に聞いて、相談者とラポールが築けたのはどこか、それがなぜわかるかを判断する。
口頭試問で振り返った内容が適切かを、ロールプレイ内容を聞いて判断する。
など、録音を聞いて自分を客観的に評価し、改善するために使います。
そうそう、再生するときは標準で。倍速とか2倍速で再生すると、話の間が適切かどうかわからなくなってしまいますので気をつけてくださいね。