話しにくい内容を話してくれたから関係構築は出来ている?
■ 話しにくい内容を話してくれたから関係構築は出来ている?
2級キャリア・コンサルティング技能士受検対策講師 橋谷です。
8月の最後は、mixiへの不正アクセスと楽天への不正ログインの対処で終わってしまった気がします。なんであんなに問い合わせて時間がかかるんだろう?謎です。
さて。
8月が終わるギリギリに関係構築強化月間の続きです。
何度も書いては間違って消したり、途中で泊まったりで進まないのですが、やはり大事なので書いておきたいのです。
今日のテーマは、「話しにくい内容を話してくれたから」
という理由です。
この話しにくい内容というのが、なぜ話しにくい内容なのかからです。
例えばですが、「離婚していたことを話してくれたから関係構築が出来た。」、離婚していたのは話しにくいことで、それを私(キャリア・コンサルタント)に話してくれたから関係構築が出来た。
だとすると、ちょっと危険です。
それは、離婚していたことが話しにくいことだと思っているのは、キャリア・コンサルタントだからです。
一般的には過去に離婚歴があることは、人に話しにくいことなのかもしれません。
が、それは人によって変わります。
相談者にとって離婚していることは別に何とも思っていなくて誰にでも話せているし実際に話しているなら、離婚していることを話したとしても話しにくいわけではありません。相談者にとっては普通の話をただしたにすぎません。
キャリア・コンサルタントが、「相談者が話しにくい内容である」と思った根拠は何なのかです。
それが話の内容であるならば、本当に話しにくい内容なのかどうかは話の内容だけでは判断がつかないこともあります。
それが、「話しにくそうに」話していたから。だとまた変わってきます。
相談者が話しにくそうに話していたということは、話しにくそうに見える何かがあったわけですよね。
口調、表情、声のトーン、視線、姿勢、応答の仕方、話すスピード、。。。。などなど。
なぜ「話しにくそうに」相談者が話していたのか、その根拠は何なのか。
それが説明できれば、話しにくい内容を話してくれたことも関係構築につながってきます。
話しにくい内容を話してくれたとキャリア・コンサルタントが感じたときには、それはなぜか、どこからそれがわかるのかを、一緒に考えてみてくださいね。
それでは、また!