問1と問2の関係
■ 問1と問2の関係
2級キャリア・コンサルティング技能検定合格対策講座講師の橋谷です。
問1の相談者の問題については、前の記事にもいくつか書いているので、今日は問2について。
その前に、問1と問2の関係を少し。
簡単に言うと、
・問1は相談者が考えている問題
・問2は、キャリアコンサルタントから見た相談者の問題
についてでしたね。
当たり前のことかもしれませんが、問1の本人が考える問題のほかに、必ず問2に相当する、相談者が自分で考えている問題とは別に、相談者本人が気がついていなくて、キャリアコンサルタントが気がつくべき問題があります。
問1も、本文中に必ず本人が考えている問題があると書いていますが、もし問題がなければ、そもそも相談には行きません。自分で、前に進めるはずです。
悩みがあるという自覚があるからこそ、自分から相談に行っているのです。
相談事がなくて、周囲から相談に行くように言われたからといって、相談に来る人もいると思いますが、本人が必要ないと考えていたら、周囲が勧めたとしても相談には行きません。
もし本人が問題がまったくないと考えていて、強制的に相談につれてこられたなら、現実を把握していないとか、自己理解をしていないというあたりが、本人が気がつかないキャリアコンサルタント視点の問題点になってくるわけです。
話が横道にそれました。すみません。
問2のキャリアコンサルタント視点の問題点も、これが試験問題である以上、問1とまったく同じということは、考えにくい。
問1の本人が考える問題と別に、必ず問2のキャリアコンサルタント視点から見た、相談者の抱える問題点はあるのです。
それを、どうみつけていくのか。
続きを書きます。