問3は何を答える?その2方策
■問3は何を答える?その2方策
2級キャリア・コンサルティング技能士合格対策講師 橋谷です。
連続シリーズ第3回2級キャリア・コンサルティング技能検定の論述試験で問われる設問についての最終回が終わりませんでしたので、もう一回。
第3回以降問われている問3の設問は、次の通りでした。
問3の2つの設問のうち目標については前回お伝えしたので、今日は方策です。
問1と、問2で答えた問題点をあわせた目標を問3の目標でたてました。
また復習。
問1は、相談者自身気付いている問題点。
問2は、相談者自身気付いていないキャリア・コンサルタント視点での相談者の問題点。
です。
問1と問2で挙げた問題点を解決したときの地点(状態)を答える問3の目標に対して、その目標を具体的に実施していくためには何をしていくかを答えるのが問3の方策です。
例えばですが、内定を取りたい大学4年生に対して、内定を取るという目標のために何をするのかを具体的に書いていくのが方策です。
この方策でのポイントは「具体的に」です。
具体的にというのは、実際のそれが出来るかどうかにもかかっています。
大学4年生で内定がまだなら、応募先を探していくことも必要だと思われます。
それを「エントリー先を探す」というのは、具体的ではないのです。
相談者に「エントリー先を探しましょう」と言って、探せる相談者もいるとは思いますが、探せなさそうな相談者もいます。相談者によって出来たりできなかったりでは、確実にできるとはいえません。
ですから、「大学のキャリアセンターでエントリーできる先があるか聞いてみる。」とか、「今迄利用していない求人情報サイトの情報提供をしてエントリー先を一緒に探す。」というのが、たとえばですが具体的な方策の一つです。
「エントリー先を探す」と、「大学のキャリアセンターでエントリーできる先があるか聞いてみる。」や「今迄利用していない求人情報サイトの情報提供をしてエントリー先を一緒に探す。」の違いがわかりますか?
問3の方策では「具体的な方策」というのが、最重要ポイントになるのです。
4回シリーズになりましたが以上終了。
第13回試験を受けるあなたのお役に、少しでもたてばと思います。それではまた!