問1は何を答える?
■問1は何を答える?
2級キャリア・コンサルティング技能士合格対策講師 橋谷です。
三連休も最終日ですが、いかがお過ごしでしょうか。昨日、車で出かけたのですがどこも道が混んでおりまして連休を満喫していらっしゃる方も多いようです。
が、試験前最後の連休なので勉強しているという方も多いのではないでしょうか。
私もこの三連休はスカイプや電話でのロールプレイ練習を毎日させていただいています。今日も午後からスカイプでのロールプレイ練習予定です。
ということで、出来ることから少しづつ取り組んでいきましょう。
さて、前置き長くなりましたが今日は論述試験についてです。
2級キャリア・コンサルティング技能検定の論述試験で出題される3つの設問は、第3回以降問われている問題文は全て同じです。第13回もおそらく同じ設問だと思われます。
この設問が何を問うているのかが、まずわからないと答えもずれてくるので今日から3回連続で解説しようと思います。突然思い立ちました。
まずは問1。問1の設問は、次の通りです。
この設問は読んでそのままその通りなのですが、逐語記録に出てくる相談者が、今回の相談で何に悩んでいるのか、何を相談したいと思っているのかという相談者自身が自覚している問題点について書きます。
逐語記録の最初の方に書いてある通り、この面談記録の相談者は相談者の意思で自発的に相談に訪れています。
会社での人事や上司との面談では、相談する内容があるなしに関わらず面談することが決まっている場合があります。定期的な人事評価面談などのことです。これは会社で「面談をすること」が仕事の中の一環で決まっていて、時間と場所が定められていて面談を受けないといけません。話したいことはなくても、受けないといけない面談です。
自分から面談を受けたいとか相談をしたいと思っているわけではないですよね。
出題されている逐語記録の相談者は自発的に相談に来ているので、自発的に相談に来ているということは相談者自身が相談したい問題を持っているということをあらわします。
だから必ず相談者自身の中に、今回の面談で相談したい問題を持っているということになります。
その相談者自身が気付いている問題点を、書くのが問1です。
当たり前のようですが、ココが出発点です。
相談者が気付いている問題点と言うのは、どこでわかるか。
そう、逐語記録に書いてある中からです。逐語記録に書いていないことは、わかりませんからね。
だから相談者の相談したい問題点は、出題される逐語記録を丁寧に読んで相談者の問題点を拾っていくことが必要になるわけです。